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2020/4/17

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、欧米工場の生産休止を延長

この記事の要約

独自動車大手のBMWは、欧州および北米の工場の生産休止を4月末まで延長する。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、欧州では約80%、米国では約70%のディーラーが営業を休止しており、自動車需要が急減している。市場回復にはま […]

独自動車大手のBMWは、欧州および北米の工場の生産休止を4月末まで延長する。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、欧州では約80%、米国では約70%のディーラーが営業を休止しており、自動車需要が急減している。市場回復にはまだ時間がかると見込んでいる。独業界紙『オートモビルボッヘ』(6日付、電子版)が報じた。

同紙によると、BMWはドイツでは、ミュンヘン、ディンゴルフィング、レーゲンスブルク、ライプチヒの工場で計約2万人の従業員の時短手当を労働局に申請した。他の欧州、南アフリカ、メキシコの工場は3月半ばから、米スパータンバーグ工場は3月末から生産を休止している。中国の瀋陽工場は2月半ばに操業を再開した。

なお、ミュンヘン工場とディンゴルフィング工場では、生産休止期間中に、来年に生産を開始する予定の電気自動車「i4」と「iネクスト」の生産ラインを整備する。ランツフート工場とヴァッカースドルフ工場では、部品生産を継続している。オーストリアのシュタイヤーにあるエンジン工場は、中国向けにもエンジンを生産しており、現時点では、4月半ばに生産を再開する予定。

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