ミシュランなどマスク生産で協力

仏タイヤ大手のミシュランは8日、新型コロナウイルス感染防止対策に協力する国内企業・機関の連合組織「VOC-COV」(グルノーブル)が再利用可能マスク「OCOV」の生産を進めていると発表した。使い捨てマスク5億枚に匹敵する500万個の提供を目指している。

OCOVは微粒子の漏れ率が低いFMP1およびFMP2規格に準拠している。フィルターは約20回の再利用可能で、マスク1個につき5枚のフィルターが付く。VOC-COVは同マスクを5月までに週100万個、6月末までに500万個超を生産することを目標としており、すでに13万個の配布先が決まっているという。

VOC-COVにはミシュランのほか、電機大手シュナイダーなどの大企業やマスク製造を請け負うOuvryといった中堅企業、フランス医師会、グルノーブル大学病院、オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の自治体などが参加している。

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