欧州自動車工業会(ACEA)によると、欧州連合(EU※)における2019年通期の中・大型トラック(3.5トン超)の新車登録台数のうち、ディーゼル車が全体の97.9%を占めた。ガソリン車の市場シェアはア0.1%。電動車(ECV)、ハイブリッド車(HEV)、代替燃料車(APV)を合わせた市場シェアは2.0%だった。
ディーゼル車は前年比3.5%増の36万1,135台に拡大。主要国では、イタリア(9.5%減)が減少したものの、英国(10.2%増)、ドイツ(3.0%増)、フランス(0.8%増)、スペイン(0.3%増)は増加した。
ガソリン燃料のトラックは、EU全体で227台。前年に比べ64.5%増えたものの、市場シェアは0.1%にとどまる。ガソリン車のうち、フィンランドとドイツで全体の約90%を占めている。
電動車(ECV)は前年の357台から、109.2%増えて747台となった。市場シェアは0.2%。ドイツ(608台)が最も多く、オランダ(76台)、フランス(24台)を加えた3カ国で全体の95%を占めている。
ハイブリッド車(HEV)の新規登録は272台にとどまり、前年に比べ10.8%減少した。
代替燃料車(APV)は、前年比71.0%増の6,371台。うち、天然ガス車(NGV)がAPV全体の98%を占める。APVの主要国は、フランス、イタリア、ドイツ。ドイツでは前年比で372.8%増加、イタリア(44.5%増)、フランス(30.2%増)も前年に比べ増加した。
※ブルガリア、クロアチア、マルタ、リトアニア、アイスランドのデータなし。2019年のデータには英国も含まれている。