スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは17日、4月20日からトーシュランダ工場(イェーテボリ)工場の生産を再開すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、同工場は3月26日から生産を休止していた。スウェーデンでは、オフィス業務も4月20日から再開する意向を示している。なお、工場、オフィスのいずれにおいても従業員の安全を確保するための対策を取っている。また、トーシュランダ工場の生産規模は、既存の受注と市場の需要動向に合わせて調整する。
ベルギーのヘント工場も4月20日から生産を再開する。ただ、生産規模は小規模にとどまるとしている。米国のサウスカロライナ州にある工場は5月11日から生産を再開する予定。
スウェーデンのシェブデにあるエンジン工場とオロフストロムにある車体部品工場に関しては、他の工場の需要に応じて、週単位で生産計画を立てる体制を継続する意向を示している。