仏自動車大手のPSAグループは16日、自動車購入用のオンラインショップの機能に融資サービスを追加したと発表した。これによりユーザーは購入車両の選択から注文、支払いまでの手続きを全てオンラインで処理できる。新型コロナウイルス危機を受けて販売店が営業を休止する中、ネット販売を通して顧客サービスの充足を図る。
融資サービスはプジョー・ストアですでに利用可能で、4月末からシトロエン・ストア、2020年中にDSストアでも利用できるようになる。同サービスを利用できるのは現在フランスのみだが、順次欧州全域および域外の国にも広げていく予定。オペル/ボクスホールブランドのネット販売サービスも英国、ドイツ、オランダを対象に準備が進められている。これらのネットストアでは現在市販されているすべてのモデルが購入できる。
同社によると、グループ従業員向け販売の89%が現在ネットストアを通して行われている。