仏自動車大手PSAの独子会社オペルは15日、大半の現行モデルの空調機器に装備している活性炭フィルターは花粉症に効果があると発表した。同社では2000年以降のモデルに同フィルターまたは独自の微粒子フィルターを採用している。
活性炭フィルターは2層構造で、花粉のほぼ100%を除去するほか、臭気を伴うガスなども浄化できる。フィルター素材は撥水加工されており、凍結や雑菌の繁殖を防ぐ。年1回の交換が推奨されている。生産を終了したモデルにも後付けが可能という。
オペルはまた花粉症に悩む人に対し、◇(アレルギー症状を緩和する)抗ヒスタミン薬は眠気を催すため運転前の服用は避ける◇外出着は脱衣所で脱ぐ◇就寝前に髪を洗う――などの対策や、生理食塩水による鼻うがい、瞼の上に冷たいおしぼりを置くなどの注意や対策を紹介している。