独エルリングクリンガー、第1四半期は10%減収

独自動車部品大手のエルリングクリンガーは17日、2020年第1四半期(1~3月期)決算(暫定値)の売上高が前年同期比10%減の3億9,600万ユーロとなったと発表した。減収の背景には、欧州における景気後退や、中国工場の生産休止などアジアにおける新型コロナウイルスの感染拡大の影響がある。同社は5月7日に第1四半期決算の詳細を発表する予定。

営業利益(EBIT)は1,600万ユーロとなり、前年同期(640万ユーロ)を上回った。北米および欧州工場の生産効率改善措置の効果が出ており、アジアにおける新型コロナウイルスの影響を相殺できたと分析している。前年同期は、米国の関税負担により利益が押し下げられていた反動もある。

第2四半期(4~6月)に関しては、欧州や北米における生産休止の影響により、売上高・利益が大幅に落ち込むと予想している。

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