独自動車部品メーカーのヴェーベリット・ドレービング・グループはこのほど、会社更生手続きを開始した。新型コロナウイルスの感染拡大により、国内の自動車大手や主要な自動車部品メーカーが生産を休止したため、受注が激減し、支払い不能に陥った。同社は、車台や駆動装置向けなどの樹脂部品を生産している。11日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
同紙によると、グループを構成する3社の従業員約150人が影響を受ける。会社更生手続きにより、従業員の給与は2020年7月末まで確保される。
同社は、年齢を理由に売却を計画していたが、新型コロナウイルスの影響でとん挫した。今後は、管財人の管理の下、事業再建を目指す。