2020年1~3月 1/10

欧州自動車工業会(ACEA)によると、欧州連合(EU)における2020年第1四半期(1~3月)の乗用車新車登録に占める代替燃料車(APV)の登録台数は、前年同期比46.2%増の43万9,202台に拡大した。新型コロナウイルスの感染拡大により、3月は欧州の大部分の国でディーラーの店舗営業が休止となった。これにより、ガソリン車とディーゼル車は、いずれも30%を超える落込みとなった。

代替燃料車(APV)のうち、純粋な電気自動車(BEV)、航続距離延長装置(レンジエクステンダー)搭載の電気自動車(EREV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)を含む充電可能な電気自動車(ECV)は、100.7%増の16万7,132台と、前年同期に比べ2倍以上に拡大した。市場シェアは6.8%となり、前年同期の2.5%から大きく伸びている。

充電可能な電気自動車(ECV)のうち、純粋な電気自動車(BEV)および燃料電池車(FCEV)は、前年同期比68.4%増の9万1,756台、プラグインハイブリッド車(PHEV)および航続距離延長装置(レンジエクステンダー)搭載の電気自動車(EREV)も161.7%増の7万5,376台と、大幅に増加した。

ハイブリッド車(HEV)(フルハイブリッド車およびマイルドハイブリッド車)は、45.1%増の23万2,525台。市場シェアは9.4%と、代替燃料車(APV)の中で最も大きいシェアを占める。

天然ガス車(NGV)と液化石油ガス車(LPG)、エタノール車(E85)を含むその他の代替燃料車は、30.4%減の3万9,545台だった。

ガソリン車は32.2%減の129万1,270台と大幅に減少したものの、市場シェアは52.3%と全体の5割以上を占めている。ディーゼル車は32.6%減の73万8,392台となり、市場シェアも29.9%(前年同期:33.2%)に縮小している。

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