独ボッシュ、マスクを内製・生産ラインを開発

独自動車部品大手のボッシュは15日、独自に開発した生産設備でマスクを生産すると発表した。ドイツのシュツットガルト・フォイヤーバッハにある拠点では同日、最初の生産ラインが稼働した。6月末までに世界4拠点の5生産ラインがすべて稼働すると、1日あたりの生産は50万枚以上となる。1カ月あたりでは1,000万枚以上を生産することができる。ボッシュは、マスクの内製により、世界に約40万人いる従業員の健康を保護するとともに、マスクが不足する市場の負荷を軽減する。

生産ンラインは、シュツットガルト・フォイヤーバッハに2ライン、エアバッハ(オーデンヴァルト)のレクスロート工場に1ライン(以上、ドイツ)、インドのナガナサプラに1ライン、メキシコのフアレスに1ラインを導入する。内製したマスクは、従業員が使用するほか、生産能力に余力があれば外部にも供給する。

この生産ラインは、ボッシュの子会社が開発した。設計図や組み立て方法を外部に無料で提供しており、すでに30社以上から問い合わせが来ているという。また、需要があれば生産ラインを供給する。

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