独コンチネンタル、従業員による新型コロナ取り組みを紹介

独自動車部品大手のコンチネンタルは18日、従業員による新型コロナウイルス(Covid-19)感染予防などに向けた取り組みを公表した。個人用防護具や医療分野向け製品の生産協力例をあげ、同社の世界的なネットワークの中で個々の従業員が自発的に行動することで、世界企業の一員として一層の成長が可能になるとしている。

例として、スペインのルビにある拠点では従業員30人以上が会社所有または私物の3Dプリンターを使って個人用のフェイスガードを製造している。また、欧州、米国、アジアの各拠点で医療資材に関する知見を共有し、医療従事者向けのフェイスガードの部材を生産している。

ドイツのレーゲンスブルク拠点では、感染防止のためドアハンドルに取り付ける付属部品を3Dプリンターで開発した。従業員のアイデアから生まれたもので、ドアハンドルに手で直接触れることなく腕だけでドアを開けるようにする。

米バージニア州のウィンチェスター工場では1日当たり6,000枚以上のフェイスガードを生産し、地元の医療機関や警察、消防署に寄贈している。

これら以外に、社内のITソリューションを利用した感染流行推移の予測や、医療用電子部品の開発・製造などに取り組んでいる。

また、社内の研修機関であるCITTは全コースをオンラインで履修できるようにし、在宅勤務を続けながら資格を取得できるようにした。

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