独ポルシェ、ライト試験施設を建設

独高級スポーツカーメーカーのポルシェは19日、ドイツ南部のヴァイザッハにある同社の開発センターにライト開発用の試験施設を建設すると発表した。2020年第3四半期(7~9月)にも土木工事を開始できる見通しで、同施設は2022年末に業務を開始する予定。

新しい試験施設には、ライトを試験するための全長100メートルのアスファルト舗装の道路を整備するほか、分析・試験スペースや実験室のある建物を建設する。

既存の試験用道路は全長が約30メートルにとどまるため、同社は夜間の試験などを屋外の試験用道路で実施していた。ただ、近年の照明技術の開発では、天候や時間帯の影響を受けずに、試験条件を再現できる環境が必要になっていた。

試験施設は、2014年に開設したデザインスタジオに隣接しており、デザイン開発と照明機能の開発の連携を強化できる利点もある。

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