メルセデスベンツ・バン、ヘルメスに「eスプリンター」15台納車

独自動車大手のダイムラーは19日、軽商用車部門のメルセデスベンツ・バンが独物流大手のヘルメスに電動バン「eスプリンター」15台を納車したと発表した。メルセデスベンツ・バンはデュッセルドルフ工場で「eスプリンター」を生産している。ヘルメスは、2019年に開設したハンブルクの物流センターに「eスプリンター」を導入する。

今回の契約は、36カ月のリース・パッケージで、修理やメンテナンスなどのサービスが含まれている。メルセデスベンツ・バンとヘルメスは、効率的な充電インフラのコンセプトでも協力した。ハンブルクの物流センターには現在、充電設備が42基整備されている。

「eスプリンター」は、車両総重量が3,500キログラムの商用バンで、電機駆動システム(出力85kW、最大トルク300Nm)は前輪に組み込まれている。ヘルメスに納車した車両の電池容量は55kWh(うち、使用可能容量47 kWh)で、航続距離は168キロメートル。約25分以内に充電量を10%から80%にすることができる。貨物の積載容量は11立方メートル、最大積載量は891キログラムとなっている。