オランダのデジタル地図サービス大手トムトムが15日発表した今年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は6,200万ユーロの赤字となり、2四半期連続の赤字だった。新型コロナの影響で過去最悪となった4月を底に、5月以降は回復の傾向が見られるとしている。売上高は前年同期比41%減の1億2,370万ユーロ。営業利益(EBITDAベース)は同76.5%減の730万ユーロ、売上高営業利益率は9ポイント減の6%に悪化した。フリーキャッシュフローは1,560万ユーロのプラスから5,400万ユーロのマイナスに落ち込んだ。
売上高を部門別にみると、ロケーションテクノロジー部門が19%減の9,380万ユーロ、コンシューマー部門は68%減の2,990万ユーロにそれぞれ大きく落ち込んだ。
今年上半期の売上高は前年同期比33%減の2億5,490万ユーロ、営業利益(EBITDAベース)は同96.2%減の190万ユーロにとどまり、最終損益は1億2,480万ユーロの赤字に拡大した。売上高営業利益率は13%から1%に大幅に悪化した。