独コンチネンタル、米農機メーカーに内装材を供給

独自動車部品大手のコンチネンタルは7月22日、米国のプレミアム農機メーカー2社の欧州向け製品に運転席(キャビン)の内装材を供給すると発表した。大型トラクターやコンバインの運転席の内装、並びに小型トラクターや乗用型芝刈り機のシートに使われるもので、構造と素材の最適化により汚損や損傷への耐性を向上させている。

内装材の表面は同社が「グレインデザイン」と呼ぶきめの細かい凹凸(オウトツ)仕上げとなっており、傷や亀裂、汚れ、化学物質に対して非常に強く、清掃しやすい特長を持つ。質感も高く、内装の外観と手触りを良くする効果がある。生産はドイツのハノーバー、シュトルツェナウ、ヴァイスバッハと、米国のウィンチェスターにある工場で行う。

同内装材はコンチネンタルが商用車向けに開発した技術が活かされている。同社は自動車産業で培った専門性を農業機械分野に応用し、付加価値を高めていく方針だ。

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