ドイツ新車登録、8月は20.0%減少 1/3

ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、同国の2020年8月の乗用車新車登録が25万1,044台となり、前年同月に比べ20%減少したと発表した。今年は前年同月に比べ営業日が1日少なかった影響があるものの、前年同月を大幅に下回っている。1~8月の累計は、前年同期比28.8%減の177万6,604台だった。

8月の新車登録の顧客別の内訳は、法人が全体の61.9%(26.3%減)、個人は全体の38.1%(7.0%減)だった。

燃料別では、ガソリン車が11万7,897台(38.8%減)となり、全体の47.0%を占めた。ディーゼル車は6万9,416台(26.7%減)で、市場シェアは27.7%だった。

電気自動車は1万6,076台(221.5%増)と大幅に伸び、市場シェアを6.4%に拡大した。ハイブリッド車は、4万6,188台(132.7%増)となり、市場シェアは18.4%を占めた。このうち、プラグインハイブリッド車は1万7,095台(447.9%増)で、市場シェアは6.8%だった。

ブランド別では、ドイツ勢はBMW(15.2%増)とMINI(3.3%増)が前年同月を上回ったものの、他のブランドはスマート(71.1%減)、ポルシェ(49.5%減)、オペル(46.8%減)、アウディ(35.0%減)、フォード(26.1%減)、フォルクスワーゲン(VW)(16.9%)が2ケタ減となったほか、メルセデスベンツ(3.7%減)も前年同月を下回った。

国外ブランドでは、テスラ(453.7%増)が急伸したほか、ジープ(40.3%増)、DS(11.9%増)も好調だった。これに対し、ジャガー(69.0%減)、ダチア(63.9%減)、ランドローバー(58.2%減)、セアト(40.2%減)、サンヨン(39.0%減)は大幅に減少、国外ブランドで最大手のシュコダ(20.0%減)も2ケタの減少だった。

日本勢は、日産(13.5%増)が好調だったほか、トヨタ(8.9%増)、ホンダ(1.4%増)も前年同月を上回った。スズキ(34.4%減)、マツダ(34.1%減)、三菱自(12.5%減)は2ケタの落込みとなり、スバル(6.1%減)、レクサス(1.9%減)も低迷している。

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