スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループは8月27日、省燃費ソリューションのI-Saveを搭載した大型トラック「FH」の新モデルの受注を欧州市場で9月から開始すると発表した。新モデルは燃料コストを最大10%削減できる。先代モデルに比べ3%向上させている。
新「FH」シリーズは燃費効率の良い後輪駆動式。パワートレインにボルボのD13リットル・ターボ・コンパウンド・エンジン(D13TCエンジン)と自動変速機「I-シフト」を搭載し、最高出力460hp、最大トルク2,600Nmまたは最高出力500hp、最大トルク2,800Nmの2タイプを設定する。また、コネクテッド機能を通してデータベースにアクセスし、道路の勾配などの変化を事前に予測して最適なギヤとエンジン回転数を自動選択する「I-See」機能を装備している。
ボルボは2019年にI-Saveを搭載した先代「FH」を発売している。