独IAV、EMC試験センターを建設

独エンジニアリング会社のIAVは8月31日、シュツットガルト近郊のハイムスハイムに電磁環境両立性(EMC)の試験センターを建設すると発表した。同センターは、晩秋に着工する計画で、2022年初めに稼働する予定。

自動車業界では、運転支援システムの高性能化や自動運転機能の開発に伴い、自動車に搭載する電気・電子部品が増加しており、これらの部品が他の機器に悪影響をおよぼさず正常に機能するようにするための電磁環境両立性の試験需要が増加している。

新試験センターには、加速や減速など様々な走行状況を試験することができる台上試験設備のほか、センサーや車載電池などの部品用試験設備も用意する。

IAVはすでに、ドイツの自動車メーカーと車両開発におけるEMC試験や車両のEMC試験について長期的に協力することで合意している。なお、新試験センターは他の自動車メーカーや自動車部品メーカーも利用することができる。

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