スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは15日、PM2.5(微小粒子状物質)を除去できる最新の空気浄化システム「アドバンスド・エアクリーナー」を市販車に導入したと発表した。中国市場向けモデルに装備していたシステムを改良したもので、新たに車内のPM2.5のレベルを測定できるセンサーを搭載し、車外の空気の質と比較できるようにした。市販車に搭載するタイプの機能としては世界初となる。
汚染された空気をイオン化する技術と合成繊維のフィルターを組み合わせることで、最大95%のPM2.5粒子を車内から除去できる。スマートフォンアプリの「ボルボ・オン・コール」を使って乗車前に遠隔で作動させることもできる。浄化作業完了後は車内のPM2.5レベルが通知される。
同システムは「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」プラットフォームを採用する全ての「90」シリーズと「60」シリーズに搭載する。