商用車大手スカニア、スウェーデン食品小売り大手と物流の電動化で提携

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは18日、同国の食品小売り大手アクスフード(Axfood)との提携を発表した。物流事業の電動化に向けたもので、傘下の物流企業ダガブDagabにスカニアの最新の電気トラックとプラグインハイブリッド(PHV)車を供給する。フリート構成や配送ルートの評価、効率的な充電インフラの整備などでも助言する。

スカニアとアクスフードは今後数年に渡り、実店舗とオンラインによる商品販売において、効率を維持しながら持続可能な物流システムの構築を進めていく。当初はストックホルム都市圏のルート配達向けの車両投入から開始し、将来的に対象エリアを拡大する。

物流事業の電動化に際しては、物流センターにおける電力供給の確保や配送ルートに沿った充電インフラの整備などが課題となる。

ダガブは2023年にストックホルム近郊に10万平方メートルの物流拠点を開設する予定。同拠点はスカニアの電動車両向けの給電も見据えて整備されるという。

上部へスクロール