独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は22日、2020年の生産実績を発表した。自動車は、チェコのムラダー・ボレスラフ工場とクヴァシニ工場で75万3,013台を生産した。2019年は約91万台を生産しており、前年比で17.58%の減少となる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、生産を39日間停止したことなどが影響した。
エンジンは41万1,000基、車軸は151万1,000基、高電圧トラクションバッテリーは7万6,000基、変速機は85万3,000基を生産した。
自動車は、チェコのムラダー・ボレスラフ工場で48万台、クヴァシニ工場では27万台を生産した。モデル別では、シュコダ「オクタビア」の生産台数が18万7,000台で最も多かった。
ムラダー・ボレスラフ工場では、シュコダの「ファビア」、「スカーラ」、「オクタビア」、「オクタビア iV」「カミック」、「カロック」に加え、11月末には、純粋な電気自動車のSUVであるシュコダ「EMYAQ(エンヤック)iV」の生産を開始した。
クヴァシニ工場では、シュコダの「スペルブ」、「コディアック」、「カロック」のほか、セアト「アテカ」を生産している。