スイス自部品大手オートニウム、20年は24.2%減収

スイスの自動車部品大手オートニウムが21日発表した2020年通期(1-12月)決算の売上高は17億4,060万スイスフランとなり、前年に比べ24.2%の減収となった。上期における新型コロナ流行に伴う自動車市場の低迷が響いた。売上高営業利益率(EBITマージン)は1.5%だった。

地域別売上高は、ヨーロッパが6億4,180万スイスフラン(28.8%減)、北米が7億5,350万スイスフラン(24.8%減)、アジアが2億5,410万スイスフラン(7.8%減)、南米・中東・アフリカは8,840万スイスフラン(29.7%減)だった。いずれの地域でもコロナ禍が影響したものの、アジア地域は下期における中国市場の力強い回復が奏功し、下げ幅は比較的小さかった。

2021年上期の業績見通しについて同社は、コロナ再流行の状況に大きく左右されるとした上で、20年下期をわずかに下回ると予想している。20年の最終決算は3月3日の年次報告会で発表する予定。

上部へスクロール