スペイン自動車部品大手のゲスタンプは18日、同国のエネルギー大手ナタージュ(Naturgy)と再生可能エネルギーの長期購入契約を締結したと発表した。持続可能性の実現に向けた戦略の一環。これにより、2022年以降は国内にある全ての生産拠点と研究開発(R&D)センターが100%再可エネで稼働することになる。同種の電力購入契約(PPA)を結ぶスペインの自動車企業は同社が初めて。
PPAによると、ゲスタンプは2022年1月から10年間、年間203ギガワット時(GWh)に相当する太陽光発電および風力発電による電力供給を受ける。二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果は年5万トンで、同社の全排出量の13%に当たる。
ゲスタンプがスペイン国内に持つ21の工場と2つのR&Dセンターのエネルギー消費量はグループ全体の18%を占める。