伊ブレンボのブレーキシステム、EV「マスタング・マッハE」のGTモデルに採用

伊ブレーキシステム大手のブレンボは11日、フォード「マスタング」の電気自動車(EV)モデル「マスタング・マッハE」の高性能仕様車にブレーキシステムを提供すると発表した。「マスタング・マッハE GT」と「マスタング・マッハE GTパフォーマンスエディション」の両高性能モデルのフロントブレーキに、アルミ製の固定式ブレーキキャリパー「Flexira」を供給する。

同製品は4ピストン式で、小型車などタイヤスペースの狭い車両で使用できるように設計されている。鋳鉄製の浮動型(フローティング)キャリパーに比べて大幅に軽量化しており、バッテリー寿命の延長に寄与する。同じく両モデルに搭載される米デルファイのセミアクティブ式サスペンションシステム「MagneRide」と連動機能することで高い制動力を発揮する。

今回提供する「Flexira」には385ミリ×35ミリのベンチレーテッド・ローターと、表面面積が78平方センチメートルのブレーキパッドが組み合わされている。

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