スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは5月18日、メキシコにおけるハンドル生産を拡充すると発表した。中部のアグアスカリエンテスに面積3万平方メートルの工場を新設し、マタモロスにある既存工場と連携して生産能力を引き上げる。新規雇用は最大3,000人。6月の着工と、来年1月の稼働開始を予定する。投資額は明らかにされていない。
新工場はデジタル化と自動化技術を積極的に取り入れた最先端の生産拠点として整備し、研究開発機能も持たせる。併せてマタモロス工場の製造工程も刷新する。
オートリブのハンドル事業部門は世界16カ所に生産拠点と4カ所の技術センターを持ち、年2,000万個以上を生産している。マタモロス工場は2009年に米デルファイから取得した。