中国ECARX、ボルボ・カーズに戦略投資

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは14日、中国の吉利控股集団(吉利グループ)傘下のECARX(億咖通科技)がボルボ・カーズの子会社で自動運転技術のソフトウエアを開発するゼンセアクト(Zenseact)に15%を出資すると発表した。

ECARXは、戦略的投資家としてゼンセアクトの自動運転技術や安全技術の開発を支援するとともに、ゼンセアクトのソフトウエアプラットフォームをベースにした中国市場向けの自動運転技術の開発で協力することも計画している。

ゼンセアクトは、ECARXの戦略的投資および協力により、世界最大の自動車市場である中国におけるプレゼンスを強化することができる。

ECARXは2016年の設立。自動車向け技術のエンジニアリング会社で、コネクテッドカー技術などを開発している。

ゼンセアクトの取締役会長でもあるボルボ・カーズのハーカン・サミュエルソン社長は今回の発表に際し、「ゼンセアクトは自動運転技術のパイオニアであり、ECARXの戦略的投資により中国における事業規模の拡大を加速することができる」と述べ、歓迎の意を示している。

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