スペイン自動車部品大手のゲスタンプが7月26日発表した2021年上半期決算の最終利益は8,300万ユーロとなり、前年同期の1億2,000万ユーロの赤字から黒字転換した。売上高は前年同期比33.9%増の40億7,600万ユーロ、営業利益(EBITDAベース)は130.6%増の4億9,800万ユーロに回復。売上高営業利益率は5.1ポイント増の12.2%に改善した。
4-6月期(第2四半期)では営業利益が943.5%増の2億4,000万ユーロに大幅に急伸。売上高も90.2%増の19億6,700万ユーロに拡大した。売上高営業利益率は2.3%から12.2%に大きく改善した。
今後について同社は、世界的な半導体部品の供給不足の影響を注意深く見守りつつ、売上高に対する設備投資比率の引き下げや純債務額の削減などを通して利益を確保するとの方針を示している。