蘭ヒアの位置情報共有ハブ、米気象情報サービス企業が参加

蘭デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは8月23日、位置情報共有ハブ「ヒア・マーケットプレイス」に米気象情報サービス企業のウェザー・オプティクスが参加すると発表した。主に物流業界やサプライチェーンを対象に、気象状況を踏まえた到着予定日や時刻(ETA)、道路状況、悪天候による混乱の度合いなどを7日先までの予報をもとにして提供する。これによりヒア・マーケットプレイスの利用企業は、より正確なETAの計算や、極端な天候変化における適切なルート設定が可能になる。

ウェザー・オプティクスは主に物流業界向けの気象予報プラットフォームを運営している。同プラットフォームでは気象データに加え、非気象的な要因や人工知能(AI)が予測精度を高める際に活用する基礎的なデータ(グラウンドトゥルースデータ)を活用して天気がドライバーと車両に与える影響を分析し、顧客企業が必要な情報を得られるようにしている。

ヒアとの提携により、同社のプラットフォーム利用者はルート設定の最適化と、より詳細な車両の位置情報データが取得できるようになる。

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