英新車登録、8月は22.0%減少 1/2

英自動車工業会(SMMT)は6日、同国の2021年8月の乗用車新車登録が6万8,033台となり、前年同月に比べ22.0%減少したと発表した。半導体不足により自動車生産が減少しており、新車の供給が滞っていることが販売減少の一因となっている。2010~2019年の8月の平均(7万3,596台)と比べると、7.6%の減少だった。

なお、英国では3月と9月にナンバープレートが切り替えられるため、両月は一年の中でも新車登録が多くなる一方、切り替え前の月である2月と8月は新車登録が少なくなる傾向がある。

1~8月の累計は、前年同期比20.3%増の110万1,302台だった。前年同期は、新型コロナウィルスの影響により新車登録が大幅に減少していた反動がある。2010~2019年の1~8月の平均(147万5,256台)と比べると、25.3%の減少だった。

8月の顧客別の登録台数は、個人(15.2%減)、小口法人(34.7%減)、大口法人(27.5%減)のいずれも2ケタの減少だった。ただ、個人は比較的、減少幅が小さく、市場シェアは49.6%と、全体の約半数を占めた。

燃料別では、純粋な電気自動車(BEV)が32.2%増、プラグインハイブリッド(PHEV)が72.1%増、ハイブリッド車(HEV)も45.7%増と好調だった。ディーゼル車は、前年同月比64.5%減、ガソリン車も同40.4%減と、大幅に落ち込んでいる。

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