伊タイヤ大手のピレリは9日、フリート管理のオンラインプラットフォームを運営するカナダのジオタブ(Geotab)との提携を発表した。フリート向けサービス「サイバーフリート」システムを、ジオタブのBtoB市場「ジオタブ・マーケットプレイス」に統合し、システム利用の利便性を高める。両社の提携は当初、欧州市場で開始。その後米国、カナダ、ブラジルにも展開していく。
ピレリの「サイバーフリート」はタイヤに特化したフリート管理ソリューション。タイヤの内側に装着したセンサーを通じて温度と圧力のデータを測定・分析し、予知メンテナンスや事故防止に役立てる。ジオタブとの提携により、フリート事業者は同社のデジタルプラットフォーム「マイ・ジオタブ」を通じてピレリのデータにアクセスし、日々のタイヤチェックの効率化などが図れる。
ジオタブは声明で、「ピレリのソリューションをマーケットプレイスに統合することで、フリート事業者はタイヤの適切な運用に特化したサービスを利用できるようになり、車両寿命の延長につなげることができる」としている。