独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は、同国のリベレツ工科大学と内装用のバイオ素材を共同開発している。テンサイを原料にした素材はこのほど特許を申請した。
テンサイを使用した素材は、ドアパネルやダッシュボードに使用できる。また、テンサイは、ムラダー・ボレスラフにある本社工場から近いドブロヴィツェの生産者から調達し、輸送による二酸化炭素(CO2)の排出量削減にも考慮している。
このほかには、ススキを原料にした素材を開発しており、ドアやルーフサイドパネルなどを製造した。
新開発したこれらの内装部品は、デモンストレーション用に用意したシュコダ「オクタビア」に搭載して実用試験している。