独コンチネンタルの「ContiConnect」、メルセデスのオープンプラットフォームに統合

独自動車部品大手のコンチネンタルは7日、タイヤ管理のデジタルソリューション「ContiConnect」がメルセデスベンツのトラック管理用オープンプラットフォームに統合されたことを明らかにした。フリート管理者は同プラットフォームを介して「ContiConnect」を自社のフリートに導入し、車両のタイヤ空気圧や温度の測定データにアクセスできるようになる。

「ContiConnect」はタイヤの内側に装着したセンサーを通じて温度と圧力のデータを測定・分析し、予知メンテナンスや事故防止に役立てる。測定結果はオフィスの端末のほか車載ディスプレイにも表示されるため、事業者とドライバーの双方による安全管理ができる。

コンチネンタルは同ソリューションの導入事例として、物流企業のヘルメー(フュルステンシュタイン)による活用をあげた。同社のフリートはトラック40台とトレーラー55台で構成されており、2年前からメルセデス製の連節式トラックで「ContiConnect」を運用している。同社によると、フリート全体のタイヤ空気圧や温度をリアルタイムでチェックできるため、燃料節約やタイヤの損傷防止、スケジュール通りの配達が可能になっている。