英EV用充電施設大手、ロンドン証取に上場へ

英国の電気自動車(EV)用充電施設運営大手ポッド・ポイントは11日、ロンドン証券取引所(LSE)に上場すると発表した。新規株式公開(IPO)で調達した資金で、需要増大が見込める充電施設の増設を進める。

同社は2009年に創業。英国の家庭用EV充電施設でトップ、職場用充電施設で2位のシェアを持つ。仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)が78%、英金融サービス大手リーガル・アンド・ジェネラル(L&G)が22%を出資している。

IPOの規模、時期は明らかにしていないが、全株式の少なくとも25%を公開する。上場後もEDFは過半数の株式を維持するという。

英国では50年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げる政府が、30年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する方針を打ち出しており、充電インフラの拡充が急務となっている。ポッド・ポイントは上場で資金調達力を強化し、スーパーマーケット、ホテルなどへの設置も進める計画だ。

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