ドイツ新車登録、10月は34.9%減少 1/3

ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、同国の2021年10月の乗用車新車登録が17万8,683台にとどまり、前年同月に比べ34.9%減少したと発表した。減少は4カ月連続となる。1~10月の累計は、前年同期比5.2%減の219万6,244台だった。

10月の顧客別の内訳は、法人が全体の61.8%(前年同月比34.9%減)、個人は38.1%(同34.8%減)だった。

ブランド別では、ドイツ勢はスマート(13.0%増)が唯一、前年同月を上回った。ポルシェ(0.8%減)は微減にとどまったが、その他のブランドは2ケタの減少だった。

国外ブランドでは、テスラ(482.9%増)とポールスター(84.7%増)が大幅に伸びている。サンヨン(4.6%増)、ジープ(4.5%増)、DS(1.1%増)も前年同月を上回ったが、その他は前年同月を下回った。中でも、シュコダ(55.3%減)とジャガー(55.1%減)は落込み幅が50%を上回った。10月の新車登録で最も市場シェアが大きかった国外ブランドは現代自動車(4.5%)だった。

日本勢は、三菱自(5.9%増)とスバル(5.8%増)が前年同月を上回っている。その他は、日産(40.7%減)、トヨタ(39.2%減)、スズキ(36.2%減)、マツダ(33.1%減)、ホンダ(24.4%減)が2ケタの減少となり、レクサス(6.0%減)も前年同月に比べ減少した。

■ 電気自動車(BEV)は32.0%増加

燃料別では、純粋な電気自動車(BEV)が前年同月比32.0%増の3万560台となり、市場シェアを17.1%に拡大した。ハイブリッド車は前年同月比18.4%減の5万1,327台となり、市場シェアは28.7%だった。うち、プラグインハイブリッド車は、前年同月比4.5%減の2万3,734台で、市場シェアで13.3%だった。

ガソリン車は前年同月に比べ43.9%減少し、市場シェアは36.2%となった。ディーゼル車は前年同月に比べ56.7%減少し、市場シェアは17.3%に縮小した。

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