スウェーデンの安全システム大手オートリブは4日、伊オートバイ大手のピアッジオ・グループとスクーターおよび自動二輪向けのエアバッグの開発で協力していると発表した。車体のフレームに組み込まれたエアバッグが数ミリ秒で展開する仕組み。
スクーターや自動二輪にはすでにABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やASR(アンチ・スリップ・レギュレーター)などの先進安全システムが装備されている。オートリブは、これらにエアバッグが加われば、安全性はさらに向上するとしている。
オートリブはすでに高度なシミュレーションツールを活用してエアバッグの初期コンセプトを開発し、実寸大のエアバッグの衝突試験も実施している。今後は、ピアッジオ・グループとの協力により、製品開発をさらに進め、商用化の可能性を検討する。