仏ミシュラン、フリートサービスを「ミシュラン・コネクテッドフリート」に一本化

仏タイヤ大手のミシュランは17日、リヨンで20日まで開催されるトラック車体と関連備品の見本市「Solutrans」で、新たなフリートサービスのブランド「ミシュラン・コネクテッドフリート」を公開すると発表した。これまで地域ごとに展開していたフリート管理サービスを一本化し、単一ブランドのもとで世界展開していく。

現行の欧州向けの「Masternaut」、北米向けの「NexTraq」、南米向けの「Sascar」の3ブランドを統合した。同社のコネクテッド・フリートサービスは現在、世界48カ国で約7万の顧客企業の約60万台の車両に導入されており、年間の延べ運行回数は約3億回に達している。新ブランドではこの膨大な運行回数から収集したビッグデータの分析を通して顧客がより付加価値の高いフリート管理ができるようになる。

ミシュランによると、新サービスはデータ分析の専門スタッフによるサポートを受けられることで他のソリューションとの差別化を図っている。フリート管理者は車載テレマティクスシステムを通じたリアルタイムの運行状況の把握により、運行最適化やコスト削減、安全の確保が図れるほか、予知保全やタイヤの空気圧および温度の監視が可能になる。

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