独へラーのデジタルキーソリューション、中国でイノベーション賞を受賞

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは17日、超広帯域無線(UWB)を用いるデジタルキー「スマート・カー・アクセス(Smart Car Access)」が、中国で優れたイノベーション技術に対して贈られる賞を受賞したと発表した。同賞はアーヘン工科大学(RWTH)付属のアーヘン自動車研究所(ika)および中国の業界誌『Automobil Industrie』により、「インテリジェント・ドライビング・アンド・フューチャーモビリティ」のカテゴリーで顕彰された。ヘラーは今後2年以内に同デジタルキーの量産を開始する予定。

スマート・カー・アクセスはアプリを通じて携帯端末をデジタルキーにするソリューション。UWB技術の導入により、センチメートル単位という高い精度での電波の反応を実現しており、リレーアタックなどの車両盗難防止に顕著な効果があるという。

アプリを入れたスマホからはオフラインで、◇半径50メートル内で車両へのアクセス許可◇同10メートル内でヘッドライト点灯◇6メートル内で車内灯点灯◇2メール内で解錠――などの操作ができる。カーシェアリングやフリート事業者は、車両へのアクセス許可を運用に合わせて変更管理することができる。

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