蘭トムトム、印プネーに最大規模のエンジニアリング拠点を開設

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは11月24日、インド西部マハラシュトラ州のプネーに新オフィスを開設したと発表した。床面積9,300平方メートルの新オフィスは同社にとり最大規模で、戦略的なエンジニアリングハブとして機能する。最大1,000人を収容でき、従業員は自宅またはオフィスでの勤務を自身で決められる。

新オフィスでは、ソフトウエア・エンジニア、データサイエンティスト、GIS(地理情報科学)の専門家が、ペタバイト単位(1ペタパイトはテラバイトの約1,000倍)のデータをもとに地図データサービスの開発や改良を行う。機械学習(ML)や人工知能(AI)、クラウド、ビッグデータ・スタック(データの取り出し)などの技術を活用し、高度に自動化された地図作成方法の構築や、世界的なモビリティの課題解決に取り組んでいく。

同社のハロルド・ゴッディン最高経営責任者(CEO)は、「世界中で利用されるファーストクラスのマッピング技術を開発しているインドのチームを大変誇りに思う。新オフィスは彼らに、技術革新の限界を広げるための自由で柔軟な環境を提供する」と述べた。

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