中国BYDがイスラエルに電気バス100台を供給、同国で過去最大の案件

中国のバッテリー・自動車メーカーである比亜迪汽車(BYD)は11月29日、イスラエルのバス運行大手エゲッドから電気バス「eBus」の12メートルモデルを100台受注したと発表した。BYDにとってイスラエルにおいて過去最大の受注案件で、北部の都市ハイファでの運用に向け2022年末までに納車する予定。

受注したモデルは、正極材にリン酸鉄を採用した容量422キロワット時(KWh)のバッテリーを搭載しており、1回のフル充電で約400キロメートルを走行できる。

今回の受注はエゲッドが実施した計200台の電気バス調達入札の一部となる。同社はイスラエルの運輸当局と環境保護省の支援を受けてフリートの脱炭素化を進めている。

BYDは2017年からエゲッドに電気バスを供給してきた。現在、イスラエルの5つの都市で37台のeBusが運行しており、二酸化炭素(CO2)約5,000トンの削減に寄与している。

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