独ラインメタル、米新興企業とDCリンクコンデンサの合弁設立

独軍需・自動車部品大手のラインメタルは11日、米新興企業のポリーチャージ・アメリカと直流(DC)リンクコンデンサの開発・生産・販売を事業とする合弁会社ラインメタル・ポリーチャージを設立すると発表した。出資比率は、ラインメタルが75%、ポリーチャージ・アメリカが25%。また、ラインメタルはポリーチャージ・アメリカの資本の約13%を取得する。取引価格については公開していない。

新合弁会社は、特殊なナノラム(NanoRam)技術を採用する直流(DC)リンクコンデンサの生産・販売の独占権を持つ。ラインメタルは、電気自動車(BEV)の効率改善や航続距離の延伸に寄与する開発中の製品「パワーパック」システムにDCリンクコンデンサを活用する計画。

ポリーチャージは、ゼネラルエレクトリックのスピンオフとして1985年に設立されたシグマ・テクノロジーズがナノラム技術を販売するために設立した新興企業で、米アリゾナ州のツーソンに本社および工場を持つ。従業員数は15人。

上部へスクロール