スウェーデン商用車大手のボルボグループは14日、北米市場でクラス8の大型電気トラック「VNRエレクトリック」の第2世代モデルを発売したと発表した。バッテリー容量を最大で2倍以上に引き上げて航続可能距離を85%伸ばしたほか、充電時間も短縮した。
新モデルは6台または4台のリチウムイオン電池を搭載する。6台を搭載したモデルのバッテリー容量は最大565キロワット時(kWh)となり、現行モデル(246kWh)から2倍以上に大容量化されている。これにより最大航続可能距離は200キロメートル(km)伸び440kmとなった。充電出力は250キロワットで、電池容量の80%までの充電時間は6個のバッテリーモデルで90分、4個のバッテリーモデルで60分となる。
新モデルは米バージニア州のニューリバーバレー工場で今年4-6月期(第2四半期)に生産を開始する予定。
ボルボは2030年までにトラックの世界販売の半数を電動モデルにする目標を掲げる。現在、「VNR」のほか「FH」、「FM」、「FMX」、「FE」、「FL」の計6モデルを展開している。