スウェーデン商用車大手のボルボグループが1月28日発表した2021年通期決算の営業利益は410億1,500万クローナとなり、前年(285億6,400万クローナ)から43.6%増加した。主力のトラック事業が好調で全体をけん引した。売上高は同10%増の3,722億1,600万クローナ。営業利益率は8.4%から11%に改善した。
10-12月期(第4四半期)の営業利益は前年同期比8%減の100億6,000万クローナ、売上高は5.6%増の1,023億7,800万クローナ。営業利益率は1.5ポイント減の9.8%だった。
21年通期を部門別にみると、主力のトラック事業(売上高:10.9%増の2,038億8,100万クローナ、営業利益:48%増の255億6,700万クローナ)、建設機械事業(売上高:13%増の920億3,100万クローナ、営業利益:21%増の122億2,800万クローナ)、エンジン事業(ボルボ・ペンタ、売上高:21%増の144億3,700万クローナ、営業利益:44%増の20億9,200万クローナ)の3事業はいずれも増収増益となった。バス事業(売上高:7%減の136億5,200万クローナ)は、営業利益が113%増の5,900万クローナとなり、黒字転換を果たした。