マグナ、ロシア事業継続

カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは、ロシアのウクライナ侵攻後もロシア事業を継続している。同社が独業界紙『オートモビルボッヘ』に明らかにした。

これによると、マグナはカルーガ、サンクトペテルブルク、ニジニ・ノヴゴロドなどロシアに6工場を持ち、従業員約2,500人を抱えている。ロシアでは、シートや車体部品、ショックアブソーバーなどを生産している。

なお、マグナはタスクフォースを立ち上げ、顧客と密に連絡を取りながら、情勢を分析しているという。

■ 独ヘラーなど、ロシア向け部品供給を中止

独自動車部品大手のヘラーは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシア向けの製品供給を停止した。ロシアにはアフターマーケット市場向けの販売オフィスがあり、従業員約25人が勤務している。同オフィスへの部品供給を停止した。同社はロシアとウクライナには工場を持たない。

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンもロシア向けの部品供給を全面的に停止した。同社はロシアのトラック大手カマズと合弁事業ZF Kamaを運営しているが、同合弁への部品供給も停止している。

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