英自動車工業会(SMMT)は5日、同国の2022年3月の乗用車新車登録が24万3,479台となり、前年同月に比べ14.3%減少したと発表した。今年は3月の登録台数では、1998年以来の最低水準だった。部品の供給不足による新車供給の停滞が販売低迷の背景にある。
英国では3月と9月にナンバープレートが切り替えられるため、両月は一年の中でも新車登録が多くなる。通常であれば3月は通期の新車登録の約20%を占めるため、業界では3月の登録台数の低迷に落胆が広がっている。
1~3月の累計も、前年同期比1.9%減の41万7,560台と、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置によりショールームが営業を休止していた2021年第1四半期の低水準をさらに下回った。
燃料別では、電気自動車(BEV)が前年同月比78.7%増の3万9,315台となり、市場シェアを16.1%に拡大した。プラグインハイブリッド車(PHEV)は、前年同月比7.5%減の1万6,037台。ハイブリッド車(HEV)は、前年同月比28.4%増の2万7,737台だった。