ヴァルメット、ソーラー電気自動車を受託生産

フィンランドの自動車受託生産メーカー、ヴァルメット・オートモーティブ (以下、ヴァルメット)は5日、ソーラー電気自動車(SEV)を開発するドイツの新興企業ソノ・モーターズとSEVの受託生産契約を締結したと発表した。

ソノ・モーターズのファミリーカー「シオン(Sion)」を2023年下半期から7年間、生産する契約。ヴァルメットは生産能力25万7,000台を確保し、年約4万3,000台の生産を目指す。シオンの生産には再生可能エネルギーを100%使用する。

「シオン」は、54kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP電池)を装備しており、航続距離は305キロメートルになると見込まれている。外面に太陽光発電セル(ハーフセル)456枚が組み込まれており、航続距離を1週間あたり平均112キロメートル(最大245キロメートル)延長できる電力を供給することができる。

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