欧州自動車工業会(ACEA)は20日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)の2022年3月の乗用車新車販売(新車登録)が84万4,187台となり、前年同月に比べ20.5%減少したと発表した。
ロシアのウクライナ軍事侵攻により、サプライチェーンの混乱がさらに悪化し、自動車生産が減少したため、新車販売市場にマイナスの影響があった。主要市場であるスペイン(30.2%減)、イタリア(29.7%減)、フランス(19.5%減)、ドイツ(17.5%減)も含め、2ケタの減少となった国が多かった。
1~3月の累計は、前年同期比12.3%減の224万5,976台となった。
■ EU 30カ国、3月は18.8%減少
EU26カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスおよび英国を加えた欧州30カ国の3月の新車登録は、前年同月比18.8%減の112万7,077台。1~3月の累計は、前年同期比10.6%減の275万3,256台だった。