独自動車部品大手のコンチネンタルは、ロシアでの生産を一部再開したもようだ。4月20日付の独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』が報じたもので、コンチネンタルは同紙の取材に対し事実関係を認めている。なお、現地の発注に対応しないと現地の幹部と従業員に法的措置が行われる恐れがあるためで、収益の確保を目的としたものではないと説明している。
同紙によると、モスクワから南西に約190キロメートル離れたカルーガ工場では、4月中頃から生産の一部を再開している。コンチネンタルはロシアに従業員約1,300人を抱えており、大部分はカルーガに勤務している。
コンチネンタルは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、3月初めにカルーガ工場の操業を停止し、ロシアにおける輸入・輸出事業も停止していた。