印タタ製鉄、英の冷間圧延工場近代化に数千万ユーロを投資

インド鉄鋼大手のタタ製鉄は7日、英国中部ノーサンプトンシャー州のコービーにある冷間圧延工場の近代化に数千万ユーロを投資すると発表した。工場4棟のうち1棟に最新技術を導入し、生産効率や省エネ、顧客の利便性を向上させる。2023年末までの完成を目指す。

コービーの冷間圧延工場は、サウスウェールズ州ポート・タルボット製鉄所で生産された鋼材を加工して鋼管製品を製造している。今回の近代化により、円形と角形の鋼管製品を30万トン生産する能力を整備する。製品は農業機械や橋梁、重量物運搬など様々な用途に使われる。

同工場では「Strongbox」と「Hybox」の2つのブランドの冷間成形鋼管製品を生産している。生産が中断しないよう、近代化工事は現在の冷間圧延ライン(コールドミル)を稼働させながら実施する。

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