英自動車工業会(SMMT)は6日、同国の2022年4月の乗用車新車登録が12万4,394台となり、前年同月に比べ20.6%減少したと発表した。部品不足による新車供給の停滞が引き続き影響している。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)前の2019年5月と比べると32.3%の減少となる。1~5月の累計は、前年同期比8.7%減の66万1,121台だった。
5月の顧客別の新車登録は、個人が前年同月比10.3%減の6万6,237台と、減少幅は他のカテゴリーに比べて比較的小さかった。SMMTによると、メーカーが個人顧客向けの電気自動車の供給に注力していることが背景にある。
燃料別では、電気自動車(BEV)が前年同月比17.7%増の1万5,448台となり、市場シェアは12.4%に拡大した。プラグインハイブリッド車(PHEV)は7,339台と、前年同月に比べ25.5%減少している。ハイブリッド車(HEV)は前年同期比12.0%増の1万4,561台となり、市場シェアは11.7%だった。ガソリン車は、前年同月比25.1%減の5万6,767台で、市場シェアは45.6%。ディーゼル車は、前年同月比50.8%減の7,614台で、市場シェアは6.1%だった。