独フォルクスワーゲン(VW)傘下のトラック大手MANトラック・アンド・バス は15日、ミュンヘン本社の研修施設「MAN・eモビリティ・センター」が開設から1年を迎え、大型電気トラックの量産に向けた準備が順調に進んでいることを明らかにした。当該研修センターは電気トラックのすべての生産工程をカバーしており、従業員は電気トラックの生産に関する知識と技能を習得することができる。これまでにおよそ1,700人の従業員が高電圧システム技術資格を取得したという。同社は、2023年末までにトラック生産部門の技能者全員に当該資格を取得させる目標を掲げている。また、Manの発表によると、当該センターではエンジン搭載トラックとプロトタイプ(20モデル)の電気トラックを同じラインで混流生産する体制を整備し、試験運転も実施している。なお、MANはミュンヘン工場で24年から電気トラックの量産を開始することを計画している。